国債を積み立てる

国債というのは、発行された時期によって利率が違い、表面利率は固定だ。なので、高い利率のときを狙って新発国債を買えばお得なのだが、インデックス投資家にとって「時期を見て買う」ことに価値を見いださないことが多い。

そういう場合におすすめなのが、債券を積み立てて買うということ。毎月一定の額を積み立てていく。購入した債券は償還まで持っておいて、償還されたらその額をそのまま次の新発債購入に投入するやり方。

当たり前すぎて目新しくなんともなく、国債の購入金額は常に一定なのでドルコスト平均法でもなく、ラダー型ポートフォリオというわけでも何でもないが、これだと表面利率や利回りを気にすることもなく、淡々と積み立てていけるのでおすすめ。

偶に勘違いしている人がいて、個人向け国債変動10年を積み立て購入して、「ラダー型ポートフォリオだ」とか言ってる人を見かけるが、個人向け国債変動10年は利率が変動するので(半年に1回ではあるが)利率の変動を期待して購入時期を分散する意味合いは少ないし、ラダー型でもダンベル型でもなんでもない。たんに積み立て購入しているだけ(悪くはない。むしろ積み立て購入はおすすめ)

国債を自動積み立てしてくれるような金融機関は聞いたことがないので、手動でやるしかないのだが、ただでさえ利回りの低い国債に手間をかけるのもなんだか違うような気がするし、下手に売り買いを手動でやってしまうと、余計な色気が出てきてしまう危険性もあるので、諸刃の剣。まあ素人は国債のインデックスファンドでも買ってなさいってこった;)